【図で解説】これを知っていれば角度の位置で絶対に迷わなくなる!

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今回の内容は、視能訓練士業務を行う上で重要な角度についての考え方です。

臨床の現場では、乱視の軸、プリズムの合成、Bagolini線条試験などで角度の位置を知っておく必要があります。その際に、角度の位置で迷う方がおられるかなと思います。

どういうことか?→ 0°と180°の位置がどっちがどっちかわからなくなる、45°や135°などで位置がどこにくるか迷ってしまうなど。

今まで迷っていた角度の位置で迷うことなく、すぐに角度の位置がわかるようになる考え方を紹介していきます

目次

なぜ角度についての考え方を知っておく必要があるのか?

冒頭の文章を読まれた方の中には、検眼枠に角度の目盛りと数値が書いてあるから迷う場面はないのでは?と思われた方がおられるかなと思います。

検眼枠については、その通りなのですが、他の検査を考えてみると、GPやHFAで使用するレンズホルダーは数値が書いていない場合が多く、さらにプリズムを合成して処方する際は、180°~360°の範囲も使っていくことになります。その場合は、角度の位置がわかっていた方がスムーズに検査を進めていけることになります。

角度についての考え方【ここが1番重要です】

角度についての考え方で、覚えることは1つだけです。これを知っていれば、角度の位置で悩むことは絶対になくなります。

どの位置を0°の基準とするかがわかっていれば良いです。
基準は、『被検者側からみて(患者目線で)、眼の左側を0°の基準として考える』

これだけです。たったこれだけなのですが、僕はこの考え方を思いつくまで、ずっと角度の位置を決める際に迷っていました。被検者目線で考える眼の左側を0°とする、この内容を以下で図を用いて解説していきます。

垂直・水平方向の角度について

大事なことなので、上記したことをもう一度書きます。

角度の位置を考える際は、被検者目線で、眼の左側を0°として考えるようにして下さい。→ もう少し噛み砕いて書くと、自分が検眼枠をかけた状態で、右眼は目頭を0°、左眼は目尻を0°とする

ここからは、図を使って理解を深めていきます。

図の見方は、対面(検者目線)ではなく、被検者目線(患者目線)で、円を眼として見て下さい。(図1)

眼の左側を0°とする考え方を知っていれば、上記のように垂直・水平方向は問題なく考えることができ、0°と180°でどっちがどっちか迷うこともなくなります!→ 眼の左側が0°!右側が180°!

垂直・水平以外の角度について

いきなりですが、45°は下図の①と②のどちらだと思いますか?

角度の位置を考える際は、どんな時でも上記した被検者目線で考える眼の左側を0°とするという考え方で考えることができます。

被検者目線で、眼の左側を0°として考えるので、45°は①になります。

ここまで理解して頂けた方は、もうどんな角度でも位置に迷うことがなくなると思います。この考え方が今回僕が紹介したかった『角度についての考え方』になります!

最後に

今回は、角度についての考え方について紹介をさせて頂きました。

若手視能訓練士の方は、GP・HFAなどでレンズを入れる際に実践して頂き、ORT学生の方は、本当に被検者目線で・眼の左側を0°にしたら角度の位置がわかるようになるのかを検眼枠で実際に確認してもらうとより理解が深まると思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

この考え方は、Bagolini線条試験でも有用となります!zoom勉強会での題材にしていますので、興味のある方は以下のリンクをチェックしてみて下さい!

https://coubic.com/orthoptist1010

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