【まとめ】就活中のORTさん、学生さんへ!施設規模によるメリット・デメリット!

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目次

◎施設規模によるメリット・デメリット

みなさんは、視能訓練士として就職、転職活動をされる際に何を重視されていますか?

給料」、「休日」、「施設の規模」、「人間関係」など様々あると思います。

今回は、施設の規模(大学病院、個人眼科、総合病院)ごとのメリット・デメリットを紹介していこうと思います。様々な意見があるかと思いますが、1つの考え方として参考にして頂ければと思います。

○大学病院

<メリット>

ORTの数が多い。

→経験が豊富な先輩ORTにわからない点は聞くことができる。

学会発表を行いやすい環境。

→入会にDr.の署名が必要な学会にも入ることができる。先輩ORTや先生の人数が多いので、疑問点を質問しやすい。

他科からのコンサルタント(紹介)があるので、脳疾患の視野検査(GP)、外傷後の眼球運動検査(HESS、注視野)などの検査を行う機会に恵まれている。

・Dr.、ORTの人数が多いので人脈が広がりやすい。

<デメリット>

・外来でコンタクト(CL)の合わせを行う機会がかなり少なく、CL合わせ(特にソフトCL)に弱くなる。

手術場に入る機会がないため各手術の手技がイメージしにくい。

→自分で勉強したり、先生に聞いたりして知識を身につけることは可能だと思います。

○個人眼科

<メリット>

先生との距離が近く、眼科に関する知識を教えてもらいやすい。

コンタクトレンズの処方に強くなる。

・矯正視力良好な方の眼鏡合わせをする機会が多い。

遠くも近くもしっかり見たいという場合が多い印象です。そういった方の眼鏡合わせをたくさんできることはメリットだと思います。

・小児の眼鏡合わせを行う機会が多い。(学校検診で視力低下を指摘された近視眼など)

→大きい病院でも学校検診の用紙を持って来院されるお子さんもいますが、近視だけではなく、斜視や弱視を合併していることが多いです。矯正視力良好な小児の検査ができるのも良いと思います。

・手術場に入ることができる施設が多く、手術に関する知識を実際に目で見て、身につけることができる。

<デメリット>

・お昼休憩の時間が長い施設が多く、1日の拘束時間が長い。

・ORTの人数が少ないことも多く、新卒で1人職場になることがある。

・大きい施設と比べると、難症例の患者さんが来院することが少ないため、難症例に対して検査の経験を積むという点では劣る。

・また、個人眼科では難症例が紹介状なしに初診で来院することがあり、それに対応できる経験が必要。

→新卒で全てこなせるORTはいないので、この点に関してはそこまで気にしなくても良いかもしれません。

※規模が大きな個人眼科では、大学病院レベルで外来検査、手術をされている場合も多く、そのような個人眼科は大学病院と同じくらいの経験が積めると考えて頂いて良いと思います。

○総合病院

僕の主観では、大学病院と個人眼科の両方の側面を持つイメージです。

<メリット>

・一般検査からCL合わせまで幅広く行うことができる。

・外来が割とゆったりしている。(個人眼科、大学病院に比べて)

→もちろん忙しい総合病院もあると思うので、一概には言えませんが、僕の知っている総合病院は割とそのようなイメージです。

<デメリット>

・ ORTが1人だったり、Dr.が1人だったりすることがある。

→他科からのコンサルタントや緊急の患者対応を行う機会もあり、ある程度の経験やスキルが必要です。

※総合病院は、就職した経験がなく、臨床実習での経験や実際に働いた他のORTから聞いた内容で書いていますので内容が少なくて申し訳ないです。

◎まとめ(私の考え方)

・新卒での就職

・新卒での就職→大学病院or個人眼科

※総合病院に関しては、ある程度のスキルが必要だと思います。先輩ORTがいれば就職先の候補に入れてもよいと思います。

・既卒での転職

・既卒での転職→自分のニーズに合わせて施設を選択する。

給料は自分の技量に対しての対価だと考えています。いろんな症例を経験できたり、経験豊富な先輩がいたりする施設に就職をして、まずは技術を磨くという考え方も良いと思います。経験年数が若いうちに検査やコミュニケーションのスキルを身につけておくと、将来的な転職の際に選択肢が増えると思います!

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