視能訓練士として働き始めると、わからないこと・疑問に思うことが出てくると思います。
教科書や参考書で自分で調べることも大切ですが、臨床的な疑問は経験を積んだ先輩に教えてもらうことで理解がより深まるかなと感じています!
若手視能訓練士の方の中には
- 先輩にどんな感じで聞いたら良いかわからない。
- 失礼のないように聞くには?
など、聞きたい気持ちはあるけどこういった悩みも、、、
そこで今回は私が普段、意識・実践している「先輩との関わり方」について紹介をしていこうと思います!
※いろんな考え方があると思いますので、1つの方法として参考にされてみて下さいね!
①自分の考えを持って質問をする
先輩に質問をする際に、ただ単に「〇〇を教えて下さい」と言うのではなく、「ここまでは自分で考えられたのですが、〇〇を教えて下さい」、「自分でこのように考えたのですが、この考え方で合っていますか?」など自分で考えたことを伝えることがおすすめです!
この方法のメリットを3つご紹介します!
1.教えてもらったことを忘れにくくなる!
普段の生活で何か疑問・わからないことがあった時に、
- スマホでさっと調べたらすぐ忘れてしまった
- 人から答えだけを聞いてその場では理解したが後からまたわからなくなった
経験はありませんか?
皆さんはこのようなご質問前にまず一度自分でしっかり考える→先輩に聞いてみる→教えてもらった内容と元々自分で考えていた内容を比較してもう一度振り返りをすることでより理解が深まっていく。
このサイクルを行うことで知識が定着して忘れにくくなると考えています!
2.質問前の自分の考え方を明確にできる!
これは大きなメリットだと感じています。質問前の自分の考え方が合っていても、間違っていたとしても、自分で考えるということがとても重要です。
考え方を明確にして教えてもらった後に内容を照らし合わせることで、自分がどこまで理解していたか・どこがわかっていないのかがわかり、理解が深まりやすくなると思っています!
3.教えてもらう先輩からの印象が良くなる!
自分が教える立場だとして考えてみて下さい。
「下調べをして自分の考えを持って質問にくる後輩」と「ただ、○○を教えて下さいと質問にくる後輩」のどちらに教えたくなりますか?
私は前述した下調べをしてくる後輩は好印象です!いろんなことを教えたくなるので、自分が先輩に質問をする際には文献等を調べて自分で内容について考えて質問に行くようにしています。
これは臨床実習に行かれる学生さんも参考になるかなと思います!大学病院で勤務していた頃は、毎年10人程度の実習生の方が来ていて、印象が良かった実習生の方は質問の際にしっかりと自分なりの考えを言えていた記憶があります。
②積極的な姿勢をみせる
若手のうちはどんどん積極的な姿勢を見せていきましょう!
例を出してみます。
外来が落ち着いた時間帯に1件GPの検査指示が出たとします。
自分はまだGPに自信が持てていないが、先輩からやってみる?、と言ってもらえた状況。
こんな時あなたはどうしますか?
- いや、まだ自信がないのでやめておきますと言う。
- ありがとうございます!やってみます!と言う。
教える立場の先輩からすると、積極的に頑張っている後輩にはどんどんいろんなことを教えたくなると思います。検査を率先して行うことは、積極性をアピールする良い方法だと思います!
できるかどうしても不安な検査の場合は「見学させてください」でも大きな一歩!、「やめておきます」ではなく経験を重ねられる返答を!検査は実際にやってみて経験を積むことでどんどん上達していきます!
最後に
今回は、私が普段、意識・実践している「先輩との関わり方」について書いてみました。
1つの考え方として参考にして頂ければと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。